翌日十五日午前十時頃

 翌日十五日午前十時頃、ホテルで遅い朝食も済んで特にやる事も無く、寂れた港をぶらついていた。そんなに大きくはない港町だった。ふと、建物の壁に日本語で書かれた、観光船の張り紙が貼って有る事に気が付いた。内容を読むと『お見合いパーティー』の募集案内が書かれていた。

 新しい恋をすれば今の状況から逃げる事ができる。そんな気がして、すぐにその観光船に乗ることを決めた。ただ、驚いた事がひとつだけあった。こんな寂れた港にも関わらず、多くの日本人がいることだった。これでは金持ち日本と言われるのも当たり前の事のように思える。

 そのツアーは、日本から直接つれて来たお客が中心だった。そのツアーに現地の人を参加させる事で、日本での客の呼び込み材料にしたものだった。結果として現地でその船に乗ったのは日本人ばかりで自分もその中の一人だった。それ以外の乗客はみな日本から連れてきた日本人。双方を合計すると人数は百十名ほどか。

 船長も日本人で、それ以外の乗組員は現地で雇った外国人、ただ彼らは日本語を話せない様子だった。つまりこの船は日本人と日本語だけの状態だった。出発は十二時、帰港は十八時の予定だった。

 まもなく出港というとき、自分は二人連の女性と出会った。彼女達の本音を言えば『男を探しに来ている』そんな感じだろうか、その中の、瀬戸久美子が自分の好みの女性だった。向こうもその気があるらしく、船のブリッジに上がり三人で騒いでいた……>>>十三時ごろ事件は起きたに続く。

 追伸…禁煙に成功しました。

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